前述のように、子どもと保護者に最初にすべきことは、落ち着いて、しっかりと話を聴き、話してくれたことをねぎらいながら、子どもと保護者の思いに耳を傾けることです。
話を聴くだけでは、解決にならないのでは、と教職員も焦る気持ちを感じたりするかもしれませんが、緊張や、教職員や学校に対しての警戒が薄れて、安心して話ができる関係づくりが、安全に解決策を実行するための第一歩です。そうした関係をつくり、その上で、校内での対応予定を伝えるなど、家庭と継続的な情報交換を行いましょう。
すぐに解決できなくても、対応の計画とその進行状態を伝えて、家庭と学校の情報交換を繰り返しながら、保護者とともに少しずつ問題に関わることができれば、何かしら必ず事態は進展していくはずです。