いじめられた人の気持ちを考えてみよう

更新日 2024年01月04日

いじめられていたことを思い出す女性のイラスト

いじめをした人にとっては、軽い気もちでしたことでも、いじめられた人はとても傷ついています。
大人になっても、その傷はそのままかもしれません。
いじめで傷ついた心は、大人になっても、長い期間、なかなか回復しなかったり、さまざまな影響があることがわかっています。


自分がされていやなことは、やられた相手もいやに感じています。
たとえいやがっている顔や態度をしていなくても、こころのなかでは傷ついて、悲しい思いをしていることがほとんどです。

いじめてしまった相手が、いまどんな気持ちでいるのか想像してみましょう。
そして、どうすればその気持ちが少しでも軽くなるのかを考えてみましょう。
勇気を出して、いじめをやめて、あやまることができれば、相手の人の心の傷が、少しずつ良くなることにつながります。

なぜいじめをしてしまったのか、自分の気持ちについて、考えてみることも大切です。
相手が気に入らなかったから、イライラをぶつけたかったから、おもしろいことをしたかったから…。どのような理由があってもいじめはしてはいけないことです。

でももしかしたら、いじめをしたきっかけに、何か悩みごとなどが関係しているかもしれません。
いじめをすると、強くなったように感じたり、なんでもできる力を獲得したように感じたりする人がいますが、それはその人の誤解です。実際には、いじめている人も、いじめられている人も傷つくだけです。周りの人から見ても、いじめをしている人は信頼できない人になってしまいます。
いじめをもうしないために、自分の気持ちや、したことについて、振り返ってみましょう。そして自分の悩みごとや気持ちについて、信頼できる大人に話してみましょう。あなた自身が助けてもらうことも大切です。