いじめをした人にとっては、かるい気持ちでしたことでも、いじめられた人はとても傷ついています。
いつまでも忘れられずに、大人になっても傷ついたままかもしれません。

自分がされていやなことは、やられた相手もいやだとに感じています。
たとえいやがっている顔や態度をしていなくても、こころのなかでは傷ついて、かなしい思いをしていることがほとんどです。

いじめてしまった相手が、いまどんな気持ちでいるのか想像してみましょう。
そして、あなたがどうすれば、相手の傷ついた気もちが元気になるのか、考えてみましょう。

また、なぜいじめをしてしまったのか、自分の気持ちについて、考えてみることも大切です。

もし、いじめがおもしろかったなど、あそびのようでしたら、もっと違うたのしいことをさがしてみましょう。

いじめをすると、自分が強くなったように感じたり、みんなのリーダーになったように感じる人もいますが、そのようなことはありません。間違って、そのように勘違いしているだけなのです。

 

自分でもしたくないのに、いじめをしてしまう、という人もいます。　

その人は、つらいことがあって、本当は自分が助けてもらいたいのに、イライラや不安な気持ちを忘れたくて、いじめをしているのかもしれません。

そのような時も、スクールカウンセラーや先生など、まわりの大人に相談してみましょう。

いじめよりも、もっと良い方法を、きっといっしょに考えてくれます。