子どもからいじめを打ち明けられたときに大切なこと

更新日 2024年01月04日

まず、しっかりと話を聴きましょう

子どもが親に相談しているイラスト

子どもが大人にいじめのことを話すのは、とても大変なことです。まずは、否定したり、叱ったり、取り乱したりせずに話を最後まで聴き、「大事なことを話してくれてありがとう」と、話してくれたことに感謝しましょう。

こんな態度をとらないように注意を

子どもを叱る親のイラスト いじめた相手に電話する親のイラスト
  • びっくりして取り乱す
  • いじめはどこにでもあり、お前が弱いからだと否定する
  • 仕返しをしてこいと叱る
  • お前にも悪いところがあるだろうと説教する
  • いじめた相手のところに怒鳴り込む、すぐ電話する
  • 「無視しなさい」「いじめられる方が悪い」と突き放す
相談員のイラスト

子どもがまず望むことは、自分のペースで話せて、最後まで話を聴いてもらえることです。
子どもの相談を受け止めたら、これからどうするか、子どもの希望や心配なことを聴きながら考えていきましょう

子どもの話を聴くときは

子どもが安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。保護者も抱え込まずに、学校や専門家に相談することが、解決を早めます。品川区の相談機関に保護者が相談することもできます。

子どもの気持ちを大切にする

わが子がいじめられていると知ったら、いじめている子どもやその保護者、また学校に対して怒りや不信感がまず生じるかもしれません。しかし、その感情に任せて保護者が動くと、子どもの立場からすれば、どうしたらいいかわからなくなったり、相談しなければよかったと思ったりするかもしれません。
子どもはどのように解決したい、どのようになりたいのかを聴き、一緒に考える姿勢を見せましょう。

気持ちに寄り添う

親が子どもに声をかける様子のイラスト

話の途中で口をはさんでさえぎらないようしましょう。ただし、「つらかったね」「悲しかったね」「悔しかったね」といった共感の言葉を返すことは、子どもが寄り添ってくれていると感じられるだけでなく、自分の気持ちに気づくためにも大切です。