区長からのメッセージ

更新日 2024年01月04日

こんにちは。品川区長の森澤恭子です。

いじめとは、「相手が心や体に苦しみや痛みを感じること」で、人権に関わる大きな問題です。
その人にそのつもりがなくても、相手が苦しみを感じたら、それは「いじめ」です。
いじめは、相手に苦しみを感じさせ、傷つけ、ときに命を奪ってしまうこともあります。
そして、その苦しみや痛みは、大人になっても、心の不安や身体の不調などとして続いていきます。

あなたが「いじめかも」と思ったら、ひとりで我慢しないでください。
いじめは我慢しなくてよいことです。いじめは、受ける理由のないものです。
いじめをする側が間違っているのです。あなたが自信を失ったり、生きづらさを感じる必要は全くありません。
周りの友達でも、ご家族でも、先生でも、私たちでも、あなたの声をぜひ聞かせてください。

周りの人にもできることは、いっぱいあります。
「人が嫌な思いをすることはいけない」とみんながそう思って行動することが大事です。
「いいことは何もないよ」「別のことしよう」そう言って風向きを変えることもできます。
もしかしたら、直接言うのは勇気がいることかもしれません。そんな時は、周りの大人にそっと相談してみましょう。
それともう一つ。嫌な思いをしている人にとって、一緒にいてくれる、話を聞いてくれる。
それだけでも、大きな支えになります。勇気を出して、言葉をかけてみましょう。

いじめは、どの子どもにも、どの学校にも起こりえます。
これからの時代を担う子どもたちが、自分らしく、しあわせに生きていける社会であること。
いじめのない安全で楽しい生活を送れることは、品川区民にとって共通の願いです。

わたしたちは、いじめを決して許しません。

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令和6年1月4日
品川区長 森澤 恭子